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タイで仕入れた商品をヤフオクで販売するポイント

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目次

広告をかけなくても利益を上げられるヤフオクの魅力

メルカリやヤフオクといったオンラインマーケットプレイスは、初心者でも広告費をかけずに利益を上げられる点が非常に大きなアドバンテージです。これらのプラットフォームには日常的に多くのユーザーがアクセスしており、出品するだけで商品の露出度が高まります。広告費をかける必要がないため、出品者にとってコストパフォーマンスの高い販売手段として重宝します。

メルカリとヤフオクの違い

メルカリは、ユーザー間での直接取引を基本としており、特に若年層や女性ユーザー、主婦層の利用が目立ちます。手軽に出品・購入ができるため、不用品を整理しながらお小遣い稼ぎをする目的で利用されることが多いのが特徴です。ただし、比較的購買力やITリテラシーが高くないユーザーが多いため、値下げ交渉や商品説明を読まずに購入するケースが起こりがちで、取引後のトラブルが発生する可能性が高いように思います(あくまで主観的な意見です)

一方で、ヤフオクは中高年層の男性ユーザーが中心で、趣味性の高いニッチな商品や希少価値のあるアイテム、高額なホビー商品を求める方が多い傾向があります。このため、数万円台のアクセサリーや財布といった高額商品が売れやすく、顧客単価が高いのが大きな特徴です。また、購入者が商品の価値をよく理解していることが多いため、購入後のトラブルが極めて少ないのも出品者にとって大きなメリットです(あくまで主観的な意見です)

タイ仕入れ商品の強み

特にタイから仕入れたシルバーアクセサリーやレザークラフトは、ファッションカテゴリーの中でも根強い人気を誇ります。検索すればわかるように、ヤフオクにはタイ仕入れの商品が多数出品されているものの、出品者の人数はまだ少なく、中国仕入れの主流であるインターネット仕入れ(いわゆる電脳仕入れ)に比べて競争が少ない状態です。これにより、堅調な売上を見込めるチャンスがあります。

ヤフオクの利便性と安心感

ヤフオクでは、2021年7月に値下げ交渉機能が廃止されたため、購入者との煩雑な交渉を行う必要がありません。この変更により、出品価格に納得した購入者が即決で購入するケースがほとんどで、取引がスムーズになりました。また、プレミアム会員であれば、落札システム利用料が8.8%とメルカリの10%よりも割安で済むため、利益率を高めることができます。さらに、匿名配送が充実しており、メルカリよりも安価な送料で利用できる点も魅力です。


出品に際して意識したいポイント

出品画像について:メルカリとヤフオクの違いと注意点

商品を出品する際の画像については、基本的にメルカリと同じ基準で撮影して問題ありません。ただし、大きな違いとして、アップロード可能な画像枚数があります。メルカリでは1商品につき最大20枚の画像をアップロードできるのに対し、ヤフオクでは最大10枚までに制限されています。この制限を考慮すると、画像の管理を効率化するために、必要な画像枚数をヤフオクの上限である10枚以内に抑えて撮影・編集しておくのが賢明です。

また、両プラットフォームともに画像の表示はスクエア(正方形)が基本です。撮影時や加工時に画像を正方形に調整しておくことで、出品ページの見栄えが良くなり、購入者の目を引くことができます。

商品名の設定について:ヤフオクとメルカリの違いと工夫のポイント

ヤフオクでは、商品名を全角65文字まで設定することが可能です。これはメルカリの最大40文字と比べて長く、より多くの情報を詰め込めるため、検索結果において有利に働く可能性があります。例えば、「商品名+特徴や状態+キーワード」といった形で、商品の詳細をアピールすることができます。

一方で、商品の出品数が増えると、各プラットフォームで文字数制限に合わせて商品名を個別に調整するのは手間がかかる場合があります。そのため、複数のプラットフォームで出品する事業者の場合、商品名をある程度統一しておくことで管理が効率化します。

特にメルカリは商品名の文字数制限が40文字と短いため、メルカリ用に商品名を考え、そのままヤフオクやラクマなどの他の主要プラットフォームでも使い回す方法が効果的です。これにより、複数のプラットフォームで出品していても、管理がシンプルになります。

ただし、ヤフオクの文字数制限の広さを活用することで、商品名をより詳細に設定できるメリットもあります。例えば、「商品の特徴」「使用シーン」「ターゲット層」などを追加して検索結果で目立たせることができます。ヤフオクのユーザー層は商品情報を詳細にチェックする傾向があるため、丁寧な商品名設定が購入につながる可能性も高いです。

商品名の設定は、プラットフォームごとに特徴が異なるため、どのように運用するかは事業者のスタイルや出品数に応じて選ぶのが最適です。以下の方法を参考にしてみてください:

  • 統一戦略: メルカリの40文字制限を基準に商品名を統一し、全プラットフォームで同一の名前を使う。管理がシンプルで、効率的。
  • 個別戦略: ヤフオクでは65文字の制限を活かして商品名を充実させる。一方、メルカリでは簡潔で魅力的な商品名を作成する。

最終的には、どの方法が自分のビジネススタイルに合うかを試行錯誤しながら調整し、出品作業を効率化すると良いでしょう。

商品名の詳細な作り方は以下の記事で書いています。

タイから仕入れた商品をメルカリで販売するポイント

 


ヤフオクでのカテゴリ設定は可能な限り正確に行いましょう

ヤフオクで商品を販売する際、カテゴリ設定は販売成功に直結する非常に重要な要素です。購入者は商品を検索する際にカテゴリを絞り込んで探すことが多いため、正確なカテゴリ設定ができていないと検索結果に表示されにくくなり、販売機会を逃してしまう可能性があります。

カテゴリ設定が重要な理由

  1. 購入者の検索行動に対応
    ヤフオクの購入者は、欲しい商品を効率よく見つけるためにカテゴリ検索を積極的に利用します。正しいカテゴリに設定していれば、該当商品の検索結果に確実に表示され、購入者に見つけてもらいやすくなります。
  2. 商品の信頼性向上
    適切なカテゴリ設定は購入者に対して、出品者が商品の情報を正確に把握していることを示します。一方、誤ったカテゴリに設定されていると、商品の信頼性に疑問を抱かれる可能性があります。
  3. アルゴリズムの影響
    ヤフオクでは、カテゴリ情報が検索順位やおすすめ商品の表示に影響します。正確なカテゴリ設定をすることで、アルゴリズム上の評価が上がり、商品の露出機会が増えます。

カテゴリ設定のコツ

  1. 商品の特性を正確に把握
    出品する商品の仕様や用途を理解し、それに最も適したカテゴリを選びましょう。例えば、アクセサリーの場合、「ハンドメイドアクセサリー」や「ファッション小物」のような具体的なカテゴリに設定することで、ターゲットユーザーにリーチしやすくなります。
  2. 性別に注意を払う
    性別が関連する商品(衣服やアクセサリーなど)を出品する場合、購入者の性別に合ったカテゴリを選ぶことが重要です。例えば、「メンズファッション」や「レディースファッション」など、対象となる性別を明確にすることで、購入者が検索時に見つけやすくなります。また、ユニセックス商品であれば、その特徴を説明文に明記し、より広い層にアピールすることも有効です。
  3. ヤフオクのカテゴリ一覧を活用
    ヤフオクは非常に細かくカテゴリが分けられているため、カテゴリ一覧を参考にしながら最適なカテゴリを選択することが重要です。キーワードからカテゴリを検索してくれる機能もあるためこちらを活用して手早く最適なカテゴリを見つけましょう。
  4. サブカテゴリの活用
    ヤフオクではメインカテゴリに加えてサブカテゴリも選択できます。例えば、「ファッション」→「アクセサリー」→「リング」のように詳細に分類することで、購入者が探しやすくなります。

商品の説明文はぜひヤフオク専用のものを用意しよう!

ヤフオクで商品を出品する際、商品説明文は購入者に商品の魅力を伝える重要な要素です。特にヤフオクでは、メルカリと異なりHTMLを使用して説明文を装飾することが可能です。これは、PCユーザーが多いヤフオクにおいて、視覚的に整理された美しい説明文を作成する大きなメリットとなります。

HTMLの活用によるメリット

  1. 視覚的な魅力向上: HTMLを用いることで、文字の色やサイズ、フォントの変更、表や画像の挿入など、多彩な表現が可能となります。これにより、購入者にとって見やすく、魅力的な商品説明を提供できます。
  2. 情報の整理: 箇条書きや表組みを使用して、商品の仕様や特徴を整理整頓できます。これにより、購入者は必要な情報を迅速に把握でき、購買意欲を高める効果があります。
  3. ブランドイメージの強化: 統一感のあるデザインやカラーを使用することで、出品者としてのブランドイメージを確立し、信頼性を向上させることができます。

無料のHTMLテンプレートの活用

HTMLの知識がなくても、無料で提供されているテンプレートを利用することで、簡単に美しい商品説明文を作成できます。以下におすすめのサイトを紹介します。

オークションプレートメーカー
初心者でも簡単に綺麗な商品説明を作成できるツールです。2,000種類以上のテンプレートが用意されており、用途に合わせてデザインや色を選択できます。ソフトのダウンロードは不要で、パソコン・スマホ・タブレットに対応しています。

オクの味方
可愛い・クールなデザインのテンプレートを簡単5ステップで作成できます。見やすいテンプレートで商品をアピールでき、完全無料で会員登録も不要です。

オークファンのテンプレート
デザインも無料で46種類から選べ、入力フォームに必要事項を入力するだけでテンプレートを作成できます。プレビューで確認後、HTMLコードをコピーしてヤフオクの商品説明に貼り付けるだけで利用可能です。

HTMLテンプレート利用時の注意点

  • スマートフォン表示への対応: 一部のテンプレートはスマートフォンでの表示に対応していない場合があります。横スクロールが発生するなどの問題が生じることもあるため、テンプレート選択時にはスマートフォンでの表示確認を行うことをおすすめします。
  • ヤフオクの正規の出品ページから商品を出品すると、自動的にPayPayフリマ(旧称:Y!フリマ)にも掲載される仕組みがあります。ただし、PayPayフリマではHTMLタグが省略された状態で商品説明が表示されるため、この点に注意が必要です。HTMLで装飾した説明文は、PayPayフリマ上では反映されず、プレーンテキストとして表示されます。そのため、重要な情報はHTMLに依存せず、テキスト形式で明確に記載することをおすすめします。

配送方法の設定に関する注意事項

ヤフオクで商品を出品する際、配送方法の選択はメルカリよりもやや制約が多いです。出品時の配送業者と配送方法の選択はあらかじめ以下を確認の上、設定しておきましょう。なおこの配送方法に関する内容は配送料を出品側が負担する前提で書いています。

出品時の配送業者選択と変更不可の注意点

ヤフオクでは、出品時に「おてがる配送」を利用する場合、配送業者としてヤマト運輸または日本郵便を選択できます。一度選択した配送業者は、取引の途中で変更することができません。また、落札者が配送業者を指定した場合も、後からの変更は不可能です。そのため、出品時には慎重に配送業者を選ぶことが求められます。なおどちらの配送方法も匿名配送に対応しています。

ヤマト運輸の「ネコポス」と「宅急便コンパクト」がおすすめ

出品者にとって使い勝手の良い配送方法として、ヤマト運輸のネコポス宅急便コンパクトが挙げられます。

  • ネコポス: 小型・軽量な商品の発送に適しており、全国一律料金で匿名配送や追跡サービスも利用可能です。さらに、コンビニエンスストアやPUDOステーション(宅配便ロッカー)からの発送にも対応しており、柔軟な発送手段を選択できます。
  • 宅急便コンパクト: 専用BOXを使用する中型サイズの発送方法で、匿名配送や追跡サービス、補償も付帯しています。専用BOXはヤマト運輸の営業所や一部のコンビニエンスストアで購入可能です。なお、宅急便コンパクトより大きなサイズが必要な場合は、取引開始後に「宅急便」を選択して、60サイズから200サイズまでの幅広いサイズに対応できます。

3. 日本郵便の利用と地域性の考慮

一方、日本郵便の「ゆうパケット」や「ゆうパック」も匿名配送や追跡サービスに対応しています。特に、郵便局が近くにあり利用しやすい地域にお住まいの場合は、日本郵便を選択するのも良いでしょう。ただし、発送手段や受付場所が限られる場合もあるため、事前に確認しておくことをおすすめします。

4. 配送方法選択のポイント

  • 商品のサイズと重量: 発送する商品の大きさや重さに応じて、最適な配送方法を選択しましょう。例えば、小型で軽量な商品にはネコポスやゆうパケット、大型の商品には宅急便やゆうパックが適しています。しかし、商品ごとに選択内容を変更するのが面倒な場合はネコポス+宅急便コンパクト、またはゆうパケットポスト+ゆうパケットプラスなど、固定してしまっても問題ありません。シルバーアクセサリーと財布類であれば上記の梱包材で大抵は事足りますし、大きな商品であれば宅配便のサイズが安く利用できます。
  • 発送手段の柔軟性: ヤマト運輸のネコポスは、コンビニやPUDOステーションからの発送が可能で、24時間いつでも発送手続きができる利便性があります。一方、日本郵便は郵便局や一部のコンビニからの発送に対応していますが、受付時間や場所が限られる場合があります。ただしゆうパケットポストであれば各所に設置された郵便ポストへ投函することが可能です。
  • 匿名配送のニーズ: 購入者の中には匿名配送を希望する方も多いため、匿名配送に対応した方法を選ぶことで、取引の安心感を高められます。

ヤフオクでの配送方法の選択は、取引の円滑さや購入者の満足度に大きく影響します。出品時に設定した配送業者や方法は後から変更できないため、商品の特性や自身の発送環境、購入者のニーズを考慮して最適な方法を選択することが重要です。特に、ヤマト運輸のネコポスや宅急便コンパクトは、柔軟な発送手段や匿名配送に対応しており、多くの出品者にとって使いやすい選択肢となるでしょう。一方で、地域の状況や自身の利便性に応じて、日本郵便のサービスを選ぶことも検討してみてください。


ヤフオクのスピード発送バッジ:メルカリと同様の制度を活用して信頼を得る方法

ヤフオクには、メルカリと同様に「スピード発送バッジ」という制度があります。このバッジは、購入者に迅速な取引が期待できる出品者を示すもので、販売機会の向上や購入者の信頼を得る上で重要な要素です。ただし、メルカリと比較すると、ヤフオクのスピード発送バッジには適用条件や評価基準に違いがあるため、事業者として活用する際にはこれらを理解しておく必要があります。

ヤフオクのスピード発送バッジ

概要

  • 基準: 取引開始(落札支払い後)から「発送連絡」ボタンを押すまでの平均時間が24時間以内。
  • 対象期間: 過去6か月間の取引実績。
  • 発送までの日数設定: バッジ表示には影響しない。
  • 自動付与: 条件を満たせば自動的に表示される。

特徴

  • 発送連絡が重要: 実際の発送が早くても「発送連絡」ボタンを押し忘れると評価が遅れる可能性がある。
  • 購入者への安心感: バッジは購入者に迅速な対応を期待させる指標となる。
  • 長期的実績が影響: 半年以上取引がない場合はバッジが非表示になる。

メルカリの24時間以内発送バッジ

概要

  • 基準: 「発送までの日数」を1~2日に設定し、購入者の支払い完了後に24時間以内で発送。
  • 対象期間: 直近の取引実績。
  • 発送までの日数設定: 1~2日を設定することが必須条件。
  • 購入者評価依存: 購入者からの評価や配送追跡情報がバッジ付与に影響。

特徴

  • 設定と実績が一致: 設定日数と実際の発送速度が一致しない場合、バッジは付与されない。
  • 短期的評価が影響: 直近の取引で評価が悪化すると即座にバッジが外れる可能性がある。
  • 購入者との信頼形成: バッジが表示されることで、取引を選ばれる可能性が高まる。

ヤフオクスピード発送バッジのポイント

  1. 発送連絡を徹底: 実際に発送後、すぐに「発送連絡」ボタンを押す。
  2. 取引の継続性を確保: 半年以上取引がないとバッジが非表示になるため、定期的な出品を心掛ける。
  3. 迅速対応の習慣化: 長期的な平均発送時間が評価されるため、効率的な発送体制を整える。

必ずフリマ(定額)設定にしよう

タイ物販において、ヤフオク!での出品形式は「オークション形式」と「フリマ(定額)形式」の2種類があります。一般的に、在庫処分や特別な事情がない限り、フリマ形式での出品が推奨されます。

PayPayフリマへの自動出品:

ヤフオクでフリマ形式で出品すると、一定の条件を満たす場合、PayPayフリマにも自動的に商品が掲載され、販売機会が拡大します。

自動掲載の主な条件:

  • 出品者: 個人であること(ヤフオク!ストアからの出品は対象外)。
  • 商品画像: 1枚以上の画像を設定。
  • カテゴリ: 一部の非対象カテゴリを除く。
  • 商品の状態: 「全体的に状態が悪い」以外を選択。
  • 個数: 1個。
  • 発送元の地域: 日本国内。
  • 送料負担: 出品者負担。
  • 配送方法: おてがる配送を1つ以上設定(ヤマト運輸、または日本郵便)
  • 発送までの期間: 7日以内。
  • 販売形式: 定額(フリマ)出品。
  • 価格: 300円~30万円の範囲。

これらの条件を満たすことで、ヤフオクとPayPayフリマの両方で商品が掲載され、幅広いユーザー層にアプローチできます。

Yahoo!フリマへの掲載について


終了日時は最短の1日にして自動再出品を3回に設定する

ヤフオクには、商品の自動再出品機能が用意されており、最大3回まで設定が可能です。この機能を活用することで、購入のチャンスを大幅に増やすことができます。ヤフオクでは、新しく出品された商品が検索結果やおすすめ表示で目立ちやすい仕組みになっています。そのため、出品後すぐの商品は、より多くのユーザーの目に留まりやすく、結果として購入される可能性が高まります。

さらに、商品の露出頻度を上げるためには、出品期間を最短に設定し、終了後に自動再出品を繰り返す戦略が効果的です。たとえば、出品期間を「1日」に設定し、落札されなかった場合に自動再出品を設定しておくことで、最大で4日間にわたり、新規出品商品としての扱いを受け続けることができます。

また、自動再出品機能を活用すると、毎回手動で再出品を行う手間が省けるため、効率的な運営が可能です。特に、複数の商品を出品している場合には、この機能を使うことで時間を節約し、他の重要な業務に集中することができます。

  • 終了日時の設定:
    • 出品時に、オークションの開催期間を設定できます。
    • 最短で**12時間(午後出品の場合)**から設定可能です。
    • 終了日時を**1日(24時間)**に設定することで、短期間での取引完了を目指します。
  • 自動再出品の設定:
    • 出品時のオプションで、自動再出品の回数を設定できます。
    • 最大で3回まで設定可能です。
    • 自動再出品を設定しておくと、落札されなかった場合に自動的に再出品され、手間を省けます。

効果とメリット:

  • 再出品の手間削減:
    • 自動再出品を3回設定することで、最大で4日間(初回出品1日+再出品3回×1日)の出品期間を自動で確保できます。
    • 手動で再出品する手間が省け、効率的な運用が可能です。
  • 露出機会の増加:
    • 再出品ごとに新たなユーザーの目に留まる可能性が高まり、入札・落札のチャンスが増えます。

「商品のアピール」機能は使わない

ヤフオクには「商品のアピール」という有料オプション機能があります。この機能を利用すると、出品中の商品を検索結果で目立つ位置に表示させたり、より多くの購入者にアピールすることができます。しかし、物販における長期的な視点で考えると、この機能を積極的に利用することは必ずしも利益につながるとは言えません。

商品のアピール機能の問題点

1. 利益を圧迫するコスト

「商品のアピール」は有料であり、設定するたびに費用が発生します。特に、大量の商品を出品している場合、毎日このオプションを利用することでコストが累積し、結果として利益を圧迫することになります。例えば、数十点の商品にアピール機能を設定すれば、それだけで毎日の出費が大きく膨らみます。

2. 売上への影響が限定的

「商品のアピール」を使ったからといって、必ずしも売上が大幅に増えるわけではありません。検索結果で目立つ位置に表示されても、購入者の興味やニーズに合わなければ結局売れない可能性があります。アクセス数が一時的に増えたとしても、それが直接売上につながるとは限りません。

効率的な販売方法:コツコツ再出品を繰り返す

「商品のアピール」に頼らずとも、コツコツとした努力で商品を売る方法があります。それが、再出品を繰り返すことです。特に、1日の出品期間+自動再出品の設定を活用することで、商品の露出頻度を最大化できます。

1. 再出品の効果

ヤフオクでは、新規に出品された商品は検索結果で上位に表示されやすい仕組みになっています。これを利用して、出品期間を最短の1日間に設定し、さらに自動再出品を3回まで設定することで、最大4日間にわたって商品を目立たせることができます。この方法は、「商品のアピール」を使うことなく、自然に商品を目立たせる効果があります。

2. アクセス数とお気に入り登録を分析

再出品を繰り返す中で、各商品のアクセス数やお気に入り登録数を定期的にチェックすることが重要です。これらの指標は、購入者がその商品にどれだけ興味を持っているかを示します。お気に入り登録が多い商品は、価格を少し調整したり、タイミングを見計らって再出品することで、売れる可能性が高まります。

3. 売れるまで粘り強く

ヤフオクでは、需要のある商品はいずれ必ず売れます。焦らず、1日の出品期間+自動再出品を繰り返し行うことで、購入者に商品を見つけてもらえるチャンスを最大化できます。時間はかかるかもしれませんが、再出品を続けることで、長期的には在庫を減らすことができます。


無料の商品管理ツールを活用しよう

AppTool(アップツール)は、ヤフオクの出品者向けに設計された無料の出品管理ツールで、作業効率を大幅に向上させる多彩な機能を備えています。

Apptool

主な機能と特徴

  • 一括処理による時短: 複数の商品を一括で出品・再出品・評価・注目設定・取り消し・早期終了などの操作が可能で、1商品あたり約1秒の高速処理により、作業時間を大幅に短縮できます。
  • 簡単な操作設計: 初心者でも直感的に操作できるユーザーフレンドリーなインターフェースを採用しており、例えば、オークションの再出品はわずか3クリックで一括処理が完了します。
  • クラウドベースのデータ管理: データはクラウド上で管理されるため、PCだけでなくスマートフォンやタブレットからもアクセス可能で、場所を選ばず出品管理が行えます。また、PCの故障などによるデータ消失のリスクも軽減されます。
  • 無料で利用可能: 完全無料のフリープランが提供されており、一括出品や一括再出品などのすべての機能を利用できます(商品データや画像データの保存件数には上限があります)
  • 20年以上の実績: 2003年から20年以上にわたりオークション支援ツールの開発を続けており、出品者のニーズに応じた機能改善が行われています。

再出品時の制限

  1. PayPayフリマへの同時掲載が行われない
    • AppToolを利用して再出品を行う場合、ヤフオクに商品は再出品されますが、PayPayフリマへの同時掲載機能が利用できません。
    • これは、AppToolがYahoo!のAPIを使用して再出品操作を行うため、自動掲載条件を満たす設定が引き継がれないことが原因です。
  2. 自動掲載の条件が適用されない
    • PayPayフリマへの自動掲載には、以下の条件が必要です。
      • 定額出品(フリマ形式)
      • おてがる配送(ヤマト運輸または日本郵便)の設定
      • 出品者負担の送料
      • 商品の価格が300円~30万円の範囲
    • AppToolで再出品した場合、これらの条件が引き継がれないため、再掲載が行われません。

上記を考慮し、あくまで商品管理や受注管理のツールとして活用し、再出品は手作業での出品で運用しましょう。


まとめ

ヤフオクはメルカリと並ぶ利用者数を誇る、非常にメジャーなプラットフォームです。一つのプラットフォームを徹底的に作り込むのも良い戦略ですが、複数の販路を活用することで、売上を効率的に上げるチャンスが広がります。ヤフオクとメルカリでは利用者層や取引の特徴が異なるため、それぞれの特性を理解し、柔軟に対応することが大切です。

複数のプラットフォームを運用する際には、覚えるべきことや管理の手間が増えるかもしれませんが、これが最終的に売上アップや安定した収益基盤の確立につながります。ツールの活用や効率的な運営方法を取り入れつつ、少しずつステップを進めていけば、確実に成果が見えてくるはずです。ぜひ、チャレンジを楽しみながら取り組んでみてください。


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