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2025年、今年の訪タイ予定とか

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2025年7月バンコクに行く予定です

昨年、私は銀影を立ち上げるのを主目的にバンコクへ買い付けに向かいました。到着早々、市内各地の大手問屋を訪れ、シルバーアクセサリーのサンプルを片っ端から集めることに没頭。炎天下のマーケットを何度も往復しながら、ロット数の交渉や納期の確認、仕入れ単価の引き下げに向けた情報収集にひたすら汗を流しました。

数日間にわたる問屋巡りの中で、「ここなら品質管理が徹底されている」「発注ロットが柔軟に対応できる」といったパートナー候補に出会い、正式に取引を始める運びにもなりました。帰国後は、実際に手に入れたサンプルをもとに商品ラインナップを見直し、このブログやSNSで新作として発表したところ、これまでになかった反響が得られ、売上にも大きく貢献してくれました。

そして、気がつけば一年が経ち、今年も再びバンコク訪問の季節がやってきました。正直、現状の取引体制を維持するだけなら国内から現地へ仕入れ依頼をするだけでも十分かもしれません。しかし、現地に足を運ぶたびに、ネットでは得られない新たな商材や情報、人との出会いが生まれるものです。たとえ目当ての商品がなくても、街角の小さな問屋で思わぬ発見があることもしばしば。デスクワークだけでは掴めない活気と熱気を感じに、今年も私はバンコクへ向かいます。楽しいですからね。

来年に向けての資金調達の話

今年に入ってから、私は広告宣伝に本腰を入れ始めました。FacebookやGoogleのオンライン広告を積極的に仕掛けた結果、予想をはるかに超える反響があり、春先から夏にかけて売上は目に見えて伸びました。これまでの伸び率が月次で10%前後だったのに対し、今年は2倍、3倍を超える月も珍しくなく、その成果がキャッシュフローに大きく寄与していることを実感しています。

ところが一方で、、創業資金として借り入れていた金融機関の融資返済や、身内からの追加融資の返済が来年初頭で一段落します。返済負担が軽くなるのは歓迎すべきことですが、つまりはそれまであったキャッシュが消えているわけで、次の新規商材の仕入れを計画すると、再びまとまった借り入れを起こさなければ事業を拡大できないことにも気づかされました。つまり、今年は「手元キャッシュをいかに残し、次の資金調達につなげるか」という視点で経営判断を迫られており、その結果として新規商品の仕入れをセーブせざるを得ないジレンマに直面しています。

それでも、商品の入れ替えを怠るわけにはいきません。過去に何度もヒットを飛ばした商品もいつまでも売れ続けるわけではなく、ある瞬間に売れ行きが急に鈍化して在庫が滞留した経験を何度も積んできました。枯れた商材を抱えているだけでは売り上げ機会を失うばかりですから、常に新たな売れ筋を探し続ける必要があります。そのためにはネット上のデータだけでなく、現地の問屋を直接回って実物を確認することに勝る方法はありません。

現状の売上増加ペースを維持していった場合、昨年末に見込んでいた売上計画を大きく上回り、在庫が枯渇してしまうリスクも浮上しています。広告宣伝投資をさらに拡大するためにも、そして次のヒット商材を確保するためにも、来年にかけては改めて資金調達のスケジュールを組み直し、キャッシュポジションを強化しなければなりません。

ピュアシルバーや部材としてのシルバーを手に入れる

まず、シルバー925とはご存じのとおり、銀が92.5%、残りの7.5%に銅を含む(昔は亜鉛やニッケルもあったようですが、金属アレルギーを起こしやすいの今はあまりない)などの金属を混ぜた合金です。適度な硬度と耐久性を兼ね備え、アクセサリー素材として広く使われています。しかし私は、より価値の高い「ピュアシルバー」、すなわちシルバー1000やシルバー999と呼ばれる純銀の仕入れルートを開拓したいと考えています。

実は昨年、すでに仕入れルートを持っている社長様にお願いして一度代理で純銀を仕入れていただいたことがあります。アクセサリー用素材ではなく、値上がり益を期待しての資産との魅力を強く魅力を感じました。そこで今年のバンコク訪問では、自力で純銀を現地問屋や製造工場から直接調達できる仕組みづくりを最優先ミッションとしています。

現状、いったんは銀相場が下落したものの、長期で見れば再び上昇が期待できるのが銀の特長です。私自身もアクセサリーとしてだけでなく、将来的な値上がりを見据えた資産的な保有を視野に入れています。仕入れた純銀は、必要に応じて小ロットで販売することも可能ですし、現物資産としてストックしておくこともできます。

さらに、シルバーアクセサリーを自作したい工房様向けに、従来のアクセサリーではなく、素材としてのシルバー925を提供するサービスを検討しています。これは銀影としての新たな挑戦であり、ビジネスの幅をさらに広げる一歩になれればと考えています。

新規のヒット商品を探すのは来年

今年度の損益計画で私が最も重視しているのは、手元の現金をできるだけ残すことです。これは来年に創業期に借りた融資の返済がほぼ終わるので、新たに大きめの融資を受けやすくするためです。やはり自己資金が一定金額積み上がっていないと金融機関を説得できません。

本来はシルバーアクセサリーや革財布、オリジナルの新製品開発にも取り組みたいですが、それにもある程度のまとまった金額が掛かるのでレバレッジを効かせるためにも次の融資の成功が絶対になります。

かつては「仕入れて売る」ことだけに集中していましたが、今は「資金調達の方法」と「調達後の資金運用」を同時に考えながら計画を立てられるようになり、自分自身の成長を実感しています。

ご参考になれば幸いです。


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