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定番のシルバーとキュービックジルコニアの組み合わせ

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日本人の美的感覚にマッチして癖がない

 

サファイア、ルビー、ラピスラズリ、オニキス、ターコイズなど天然石をあしらったアクセサリーはさまざまなバリエーションを作ることができるのですが、日本人の好みから言うと色味が強く派手で受け入れられづらい傾向にあります(もちろん好きなお客様もいるのでデザイン次第で普通に売れます)

キュービックジルコニアはジルコニウム酸化物から作られる合成石で外見はダイヤモンドに似ており、シルバーとの組み合わせにおいて非常に美しく、派手過ぎず、どんなファッションにも馴染む、クセのない点が日本の美的感覚にマッチしています。

レディース向けの製品を作る際は入門としてこちらの組み合わせのシルバーを作ることをお勧めします。

サンプルとなる商品も世の中に非常に多くあるのでアイデアも思いつきやすいでしょう。

価格が非常に手頃

天然石と異なりキュービックジルコニアは人工的に合成される鉱物になります。供給が安定しており加工がしやすく価格も安く抑えることができます。

天然石が原価の上昇を押し上げる要因になりづらく、商品サンプルを多く作ることが可能です。

またキュービックジルコニアは形状の整形が非常に容易であり、一つの商品の中で複数個のジルコニアをあしらうなど大きさ、形状、個数で商品の個性を出すことも可能です。

また着色なども容易に行えるため、ブラックダイヤモンドのような色合いやルビーやサファイアのようなカラーバリエーションで商品を作ることも可能です。

こういったコスト面の有意差とデザインの柔軟性がキュービックジルコニアで作る製品の利点になります。

デメリットも当然ある

ジルコニア自体に価値はつかない:

キュービックジルコニア自体は人工で合成される石なので天然石としての価値は皆無と考えていただいた方がいいです。

通常の天然石・宝石であれば、ある程度の大きさと数があればそれ自体で商品価値を生みますがジルコニアにはそれが期待できません。

破損しやすい:

ジルコニアはダイヤモンドに似ていますが、硬度が非常に低く傷がつきやすい特徴があります。

また衝撃に弱く割れやすいため指輪の素材などに使うとどこかに打ち付けた際に簡単に破損する可能性があります。

輝きは長持ちしない:

表面に付着する油分や汚れなどで輝きが損なわれやすく、経年劣化による見た目の劣化が表れます。

対策としては常日頃から表面の汚れを拭き取るなどこまめな手入れが必要になります。

シルバーとの組み合わせでデザイン的な付加価値をつけるようにしよう

メンズ向けのシルバーアクセサリーの場合はシルバー単体の重さやゴツさなどで商品アピールができますが、その分シルバーのコストが大きくなります。

レディース向けに商品を開発する場合、シルバー単体のボリュームは抑えデザインもシンプルにし、ジルコニアとの組み合わせでデザイン面での価値を強調して行くとよいでしょう。

コスト比の高いシルバーの使用量を抑え、デザイン面での有意差をつけることができれば原価が低く利益率が高い商品を作り出すことができるでしょう。

レディース向けの商品を作る際には是非ご検討いただければと思います。


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