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Toggle複雑な構造の場合は3Dモデルを作成
今回、私が依頼したペンダントには、花びらの立体的な彫り模様が施されており、平面のデザイン画だけでは形状を正確に伝えることが難しいものでした。
そのため、まずはイラストをもとに3Dモデリング(立体データ)を作成し、そこからサンプル品を製作してもらいました。
このように、必ずしもすべてのOEM製品で3Dモデルが必要というわけではありません。
しかし、デザインが細かかったり、凹凸のある装飾が多い場合は、製造工程で樹脂製の試作品(レジン原型)を作る必要があります。その際には、別途モデリング費用が発生するケースがあります。

3Dモデリングを行うメリット
3Dモデリングを行う最大の利点は、完成イメージを製作前に立体的に確認できるという点です。
これにより、仕上がりのバランスや厚み、チェーンを通すバチカン部分の角度など、図面だけでは見落としがちな細部まで正確に把握できます。
また、モデリングデータがあることで、修正や再生産の際にもスムーズに対応でき、最終的な仕上がりのクオリティ向上にもつながります。
特にブランドの象徴となるチャームや、複数のサイズ展開を予定している場合などには、3Dデータを残しておくことを強くおすすめします。
モデリングを依頼するタイミング
「イラストはあるけど、立体的なイメージが掴めない」
「サンプルを作る前に、完成形を確認したい」
といった場合には、3Dモデリングの段階で一度チェックを挟むのが効果的です。
AIで生成したデザインでも、そのまま立体化できるものもありますが、微細な修正が必要なケースもあります。その際は、弊社側で調整しながら試作品の制作を進めます。
まずは気軽にご相談を
3Dモデリングはあくまで「必要に応じて行う補助工程」です。
すべてのOEM製品で必須というわけではありませんが、完成度を高めたい方には非常に有効な手段です。
もし「自分のデザインには3Dモデリングが必要かどうか判断できない」という場合でも、お気軽にご相談ください。
デザインや構造を拝見したうえで、最適な製造プロセスをご提案いたします。