気の利いた言い回しじゃなくて必要な情報を載せる
まずこの記事を書いている私自身がコピーライティングの特別な知識があるわけではありません。
それでも自分で仕入れをし、自分で書いた文章でこれまでシルバーアクセサリーを販売してきました。
サラリーマンとしてマーケティングなどを職業としていた人などは別にして、大半の人にコピーライティングの能力が備わっているかというと当然そうではないと思います。
この記事で書くコピーライティングとはいわゆるマーケティング的な手法ではなく、最低限モノを売る場合に記載しなければいけない文章であったり、露出を増やすためのテクニックについて述べたいと思います。
アピール文章を書く前にスペックをしっかり書く
シルバーアクセサリーは家電製品のように色々な機能が備わっているわけではありません。
極端に言ってしまえばただの金属の塊なので、自分の個性を主張するためのアイテムでしかありません。
シルバーアクセサリーを販売しようと思う時に買い手側が気にしているのは…
- 見た目
② 本当にシルバー925なのか
この二点しかないのではないかと思います。
見た目は写真を見ればわかるわけですから、記載する内容は写真からでわからない情報を記載するべきです。
具体的には「重さは何グラムか」「大きさは何センチか」「925の刻印はあるか」などですね。
特に925の刻印についてはシルバーについて知識が浅い人でも本物のシルバーであるかないかの指標にしていることが多く、「刻印がないイコール偽物だ」という先入観を持っている方も結構います。
ですので重さ、大きさ、刻印、この三点については商品説明にしっかりと載せましょう。
商品の特徴を明確にする
例えばピアスについてですが、両耳で販売するのか、片耳なのか、ペンダントであればチェーンは付属するのかしないのか、付属するチェーンはシルバー925なのか、など販売する商品の特徴は明確にしましょう。
ピアスの場合、写真では片耳しか載せてないのに実際は両耳用で二つお客さまが注文してしまい、クレームになって返品することがあったり、ピアスを止める為の軸部分は実はシルバーでなかったり、写真ではペンダントチェーンが写っているのに届いたものには付いてなかった、など後からトラブルになることが多いです。
インターネット販売は写真からでしか商品の状態を把握できないので、可能な限り実際の商品の個数を写真に掲載し、同梱されない商品等は写真に映らないようにするか、明確に付属しないことを文章説明に記載しましょう。
明文化されていないことでトラブルに発展するとフリマサイトでもセラー側の責任とされ、返品・交換・返金などに伴う余計な経費が発生します。
またこういったトラブルの繰り返しで悪評も積み重ねることがあるので、一度発生したトラブルは二度起こらないよう改善して行きましょう。
タイトルだけで商品が理解できることが理想
フリマサイトもショッピングサイトも検索結果でとびこんでくる情報はサムネイルの写真と商品タイトルしかありません。
検索結果で優先的に拾われるキーワードも商品タイトルです。
であるので、可能な限り商品のタイトルだけでその商品がどんなものであるのかお客様に理解していただくことが重要になるとともに、検索結果で引っかかりやすくなるかどうかも決まってきます。
そんなに難しく考える必要はなく、例えばペンダントであれば以下の三つの情報があればいいでしょう。
たとえば次の商品をアピールしようとするとします。
この商品に付ける商品タイトルは
「シルバー925」「ペンダントトップ」「ツインベル」「鐘」
上記の四つになると思われます。
シルバーアクセサリーを売る場合「シルバー925」という単語は必須になります。
シルバーのカテゴリーを明確にするために「ペンダントトップ」、商品のモチーフが鐘であるので、和名の「鐘」と対の鐘「ツインベル」という単語を追加しました。
いかがでしょうか？
この四つのワードと写真があればそれがどんなものなのかほぼお客様には伝わると思います。
決して難しくはないはずです。Google検索やSNSで検索する要領で命名しているだけです。
ただ仕入れた商品のモチーフがよくわからないということが往々にしてあるので、そういうときは撮った写真をGoogleの画像検索にかけてみてください。似たような商品がヒットするのでそれを参考にしてみてください。
ハッシュタグがある場合は積極的に使う
SNSやフリマサイトなのでよく活用されていますが、商品にハッシュタグが使えるようであれば積極的に活用して行きましょう。こういったサイトを利用しているユーザーはスマホが大半ですので、パソコンと違ってURLをコピーしてサイトに飛ぶという仕組みは積極的には使われません。
商品に関連するキーワード、例えばシルバーアクセサリーであれば「#シルバーアクセサリー」「#シルバー925」「#シルバー」「#925」こういったメジャーなワードに細分化して文中に記載しておくと良いでしょう。
当然こういったワードを商品につけているセラーは多いので、それに埋もれてしまうことはあるかもしれませんが1%でも見つけてもらう確立を上げられるのであれば積極的に取り入れるべきです。
気のきいたアピール文章よりメジャーなワードを多用することが重要
いかがでしょうか。
ここまで紹介してきたテクニックにライティングというような大げさものはありません。
重要なのは商品名や商品説明文にお客様が検索に入れそうなメジャーなキーワードを盛り込んでいくかです。
昨今はタイムパフォーマンスが大きなトレンドです。現代人は時間がないのです。
綺麗で気の利いた商品アピール文章をいくら書いても、読まれなければそれは意味がありません。
いかに短いコンパクトな文章で相手に明確な情報を伝えられるか、そこに時間と労力を裂いていきましょう。
そのほうが結果は早く得られるはずです。
