ルバーの売れ行きには季節性がある
真冬にTシャツ短パンでいないように、夏場にマフラーをしないように、雪が降らないのに雪かきを買わないように、シルバーにも売れる季節と売れない季節があります。
衣類、日用品、食品全てに季節性があるのです。
シルバーにも同じことが言え、特定のカテゴリーの商品の売上、また全体の売上が特定の季節に上がったり、また特定の季節に下がったりは当然あるのです。
最も盛況になるのは夏
シルバーアクセサリーは服の下に隠すものではありません。
肌につけて人の目に触れるようにするためのアイテムです。
そのため必然的に夏場は売上が上がります。
だいたい5月の後半から伸び始め、8月にピークに達します。
そこから9月に入ると徐々にピークアウトして行き、2月、3月はかなり落ち込みます。
なぜ夏場からいきなり冬の後半に飛ぶかというと、その間にクリスマス商戦、年末年始を挟むためです。
11月まで落ち込み出した売上が12月に入った途端V字に跳ね上がります。特にシルバーだけに限りませんがクリスマスというのは誰しも財布の紐が緩む季節なんですね。
また意外かもしれませんが1月というのは12月に匹敵するだけの売り上げが立ちます。
長期の休みと冬のボーナスの余力がまだ残っているためか、はたまた中高生がお年玉をもらうためか、新しい年を記念してセルフリワード(自分へのプレゼント)か、1月もかなりの売り上げが立ちます。
逆に2月、3月、この月はシルバーの売り上げもガクッと落ちます。そもそも物販業にはニッパチと呼ばれる2月、8月に売り上げが低迷する時期でもありますし、そもそも寒いので厚着をする季節にシルバーの需要は落ちるのかもしれません。
2月、5月、11月は仕入れ時期としてちょうどよい
売れると見込める季節の前に商品を仕込んでおき、いざ売れる季節を迎え撃つのが理想と言えます。
ただし仕入れをしはじめた時期というのはどの商品に人気が出ていつ売れていくのか、仕入れたい商品はいつ自分の手元に届くのか、そういった感覚が養われるには一定の慣れと時間が必要です。
これは仕入れる商品の規模(予算や価格帯、種類)で変わってくるかと思うのですが、これまで話したようにシルバー製品は2月、3月に売上が落ち込み、5月に盛り返し、8月にピークを迎え、11月にピークアウトするという流れがあるわけです。
つまり夏場とクリスマス商戦、そして年末年始、このタイミングに商品を補充しておけばいいわけですから、商品の発注をかけるのであれば2月~3月、4月、10月、これくらいの時期に商品を仕込んでおくのが良いかと思います。
タイで既製品のシルバーを買う場合、納品に約一ヶ月かかります。
上記のスケジュールで照らし合わせると、5月、11月ぐらいには売れ筋の商品を手元において万全を期すことができるかと思います。
国境を跨いでものを仕入れるので、一回の仕入れに付随する経費が大きいためあまりこまめに小さく仕入れをすると経費ばかりかさんでしまい価格転嫁がうまくできず利益が取りづらくなってしまいます。
日頃から気になった商品は画像を控えておき、リスト化しておき、前述のタイミングを参考に仕入れてみてはいかがでしょうか。